すきまのはざま

2次元と3次元を行ったり来たり

世界一売れてほしくて、独り占めしたい


こんにちは。このブログ、もはや私が普段外に出せない醜いヘドロを吐き出す場所になりつつある気がするのですが大丈夫でしょうか。


今回は推しに「売れてほしい」という感情と「"限られた人のみが知ってる良いもの"というポジションでいてほしい」というクソみたいな独占欲との間に揺れる私のクソみたいな心中をお話ししようと思います。あくまで私個人の話だよ。

私は推し(一推し)の全てが好きです。顔、背丈、性格、足のつま先から頭まで全部。
初めのうちは顔立ちがあまり好みではなかったのですが、やっぱり舞台の上にいるところを見ると世界一かっこよく見える。写真だとイマイチなこともあるけど、生で見るとひと際目を引くなと思います。完全に推しの贔屓目です。
特に好きなのが性格。真面目で誠実で仕事に一生懸命で、最後のカーテンコールでは誰よりも深々とお辞儀をしている。そんな推しが大好きです。

ということで私は演技をしている、役者としての推しが好きなのですが、ガチ恋ではないのかというと少し話は違ってきます。
私は生粋のガチ恋かと言われればそれも違いますが、完全に役者としてのみの彼を評価しているのかというと答えはNOです。
笑顔が素敵だとか話し方が好きだとか顔が好きだとか体がかっこいいとか、いわば「異性として」も推しを好きなので好きをパーセンテージで表すと「役者」としてが70%、「異性」としてが30%という割合でしょうか。

綺麗な部分のみを見ていたいので繋がりたいだなんて思ってもいないし、舞台と接触イベに行く以外アクションなんて起こしませんが、それでも「もし私が彼と近しい存在だったらめちゃくちゃアタックするんだろうなあ」と思うくらい彼は魅力的です。

で、何を言いたいかというと、ファンサ有り舞台で他の人がファンサされてるのを見ると死ぬほど嫉妬する〜〜〜〜!!!!!!!
接触イベはいいんです。彼はすごく良対応で、オタクごとに対応を変えているようにも見えないし、そもそもイベの時はいっぱいいっぱいで推ししか見えてないから他の人が気にならない。
でも舞台中のファンサとなると話は違います。当たり前ですが役者が客席を練り歩きつつファンサする作品は通路席などファンサされる場所というのがあって、その席に座れなかったらほぼほぼファンサはもらえない。
ファンサを貰いに見に行ってるわけではないので座席交換とかもしたことないのですが、客降り中に推し固定カメラをしていると視界に入ってくるファンサされてる他のオタク!!!!いや推しのオタクなのかも分からないけど!
通路席がハイタッチされてるのとかを見るだけで「グ〜〜!!なんで私は7列目ドセンにいるんだ!!」と悲しくなります。ファンサが欲しいわけじゃないと言いつつファンサされてる人を見ると羨ましくて仕方がなくなる生き辛い性格です。
先日の舞台のファンサ中はもはや辛すぎて現実逃避が始まってしまい「無人島で私と推しだけが監禁されて延々と私だけに演技を見せてくれたらいいのに…」と思いました。無人島の中でもあくまで俳優とそのファン(じゃがいも)という関係性を保ちつつ推しの演技を私だけが独り占めしたい…クソすぎる……。

推しがどんどん売れていく様子を見ることができてとても嬉しいです。推しが叶えたかった夢をどんどん叶えていけて嬉しい。これからもっともっと売れて、何十年先でもこの世界で推しの演技を見せてほしい。
でもそれと同時に推しが売れていくことに少し恐怖も感じる。私が埋もれる「有象無象」の集団が大きくなっていくことに、私というじゃがいもをたまに見つけてくれる彼に、もう見つけてもらえなくなるかもしれないことに怯える。
私は面倒臭いオタクです。